藤井 安剛 略歴

(FUJII Angō Profile)

□1960年生まれ(愛媛県)。
現在、東京・東村山在住。
根付彫刻を制作。
古い将棋の駒を探して、骨董市などを巡っている中で、根付と出会う。 2000 年頃から、独学にて根付制作開始 2003 年〜朝日カルチャー「現代根付教室」にて、駒田柳之・黒岩明両氏により根付彫刻を学ぶ。

「象牙であれば大原光廣、玉陽斎。 黄楊ならば、豊昌、五鳳交通などと、素材ごとに、理想とする仕上がり具合が頭の中にあります。理想的な仕上がりを目指しつつ、独特の技法・作風によって、一目で誰の作とわかるような、独自の技、風合いを手に入れたいと考えています。仕上がりの技術的な部分を強調するのは、根付を「工芸」と考えているからです」(藤井安剛)

□個展
2008年 「藤井安剛 根付展」Gallery 花影抄(東京/根津)
2011年 「藤井安剛 根付展」Gallery 花影抄(東京/根津)
2018年 「藤井安剛 根付展」Gallery 花影抄(東京/根津)

□グループ展
2005年「第 10 回現代根付展」横浜高島屋(以後、毎回出品)
2005年「第 23 回根付彫刻新作展」池袋西武(以後、毎回出品)
2006年「根津・根付彫刻展」Gallery 花影抄(東京/根津)
2007年「根津根付彫刻展 2007」Gallery 花影抄(東京/根津)
2008年「現代根付展 〜掌中の美 in 寿庵」ギャラリー寿庵(東京/西荻窪)
2011年「荒井良の妖怪張り子と現代の根付展」銀座三越
2012年「新古典派根付展」Gallery花影抄(東京/根津)
2014年 安剛・紫苑「根付彫刻二人展」花影抄(東京/根津)
2020年 「勿怪の幸い 二十二名の現代作家による、もののけ根付展」第二集 Gallery花影抄(東京/根津)
2021年「未来の付喪神たち 根付作家それぞれのカタチ」 Gallery花影抄(東京/根津)

□出品展覧会
2010年 「高円宮家根付コレクション展」 大阪芸術大学ほたるまちキャンパス内ギャラリーに作品出品される。
2014年 「高円宮家所蔵 根付と宮中装束」 呉市立美術館(広島)
2016年「細密工芸の華 根付と提げ物」たばこと塩の博物館
2017年「根付〜江戸と現代を結ぶ造形〜」三鷹市美術ギャラリー
2018年「根付展 〜粋な装身具・江戸の工芸品〜(特別出品:高円宮家根付コレクション)」ひろしま美術館

□メディア/書籍掲載
2006年 「Bien /Vol.38」(藝術出版社) 特集:触れろや、遊べや!根付・驚異のミクロ世界
2006年 「新人根付作家座談会/ in Gallery 花影抄」
2008年 「旅する根付」高円宮妃久子著 講談社 作品掲載
2011年 「緑青/根付今昔」(執筆、マリア書房)
2012年 「International Netsuke Society Journal Volume32 No.1 Spring2012」掲載
    「婦人画報 No.1311〜レンズを通して〜」にて、作品掲載
2015年 「ジャパノロジー・コレクション 根付 NETSUKE」(著/駒田牧子、監修/渡邊正憲、角川ソフィア文庫)にて、作品掲載

□コレクション
大阪歴史博物館(渡邊正憲コレクション)